こんにちは「ゼロ住まいる」の田中です。
ブログのタイトルの画像のような、ゴミ集積所をご覧になったことがあると思います。
よく、アパートや何軒かまとまって一戸建てが建っている分譲現場などで、見かけると思います。
アパートの場合は、アパートのオーナーもしくは管理会社が管理しています。
一戸建ての場合は、誰が管理をしているかご存じですか?
ゴミ集積所について
例えば、

この10区画の新築現場ですと、図の右下の位置にあるのが、ゴミ集積所です。
ゴミ集積所の所有者は?

ゴミ集積所の所有者は、以下の3パターンが考えられます。
各区画所有者が、持ち分を持っている
この現場ですと、10区画全員が、10分の1ずつ持ち分を持つカタチになります。
この場合、物件の引き渡し時に司法書士が所有権移転登記を行いますので、ゴミ集積所の土地謄本を見れば、あなたの名前と持ち分が記載されています。
分譲会社が持っている
この現場の売主企業が持っている場合です。
これも、ゴミ集積所の土地謄本を上げれば確認できます。
自治体が所有
開発工事完了後、その現場のある自治体の所有になっている場合です。
各自治体によって取り扱いが違います。
ゴミ集積所の管理は誰がするの?
これも、以下の3パターンが考えられます。
住民全世帯で管理
この区画に住んでいる全世帯で維持管理するケースです。
例えばダストピット(蓋のついているアルミ製の、ごみを入れる大きなかご)が故障等をした場合、全世帯でその費用を負担しなければいけません。
清掃などに関しても同様です。
売主企業が管理
このケースは、ほぼ無いです。
現場数の多い企業ですと、年々管理する現場が増えていって管理することが難しいからです。
自治体が管理
その地域の環境課等が窓口になって、管理をするケースが多いです。
何かあっても、自治体が対応してくれます。
実際にあった近隣トラブルの話
私が、戸建住宅の販売担当をしていた時に実際にあった話です。
私が事務所にいる時に一本の電話がかかってきました、お名前を確認すると、半年前に新築戸建てを購入して頂いたお客様でした。
電話の内容は、「ゴミ置き場の使い方が管理されていないから、悪臭がしたり、付近がゴミで汚れている。なんとかしろ」と、近隣住民の方から怒られた。
というものでした。
その方は、ゴミ集積所が家の前にある区画を購入されたので、近隣の方から苦情を言われたのでしょう。
その方の住んでいる現場は13区画あり、ゴミ集積所は13分の1ずつ全世帯が持ち分を持っており、維持管理は全世帯で行う事となっていました。
住み始めた当初は、特にゴミ集積所が荒れていることもなく、ゴミ出しのルールは守られていたみたいです。
しかし最近になって、ゴミ出しのルールを守らない人が出てきたという状況でした。
そのお客様は、売主の方で対処して欲しいという事でしたが、契約時の重要事項説明書にも、ゴミ集積所の管理については記載してありますし、こちらでは対応出来ないことを伝えました。
しかし、とても困っていらっしゃる様子でしたので、こちらでゴミ集積所の管理当番を、週替わりで順番にまわしていくことを提案し、全区画に説明にまわり、なんとか問題は解決しました。
まとめ
そのお客様は、そんなことで近隣の方から怒られるなんて想像もしていなかったでしょう。
今回の記事で言いたかったのは、あまり気にしないようなゴミ集積所にも、トラブルの元は潜んでいるので、物件についての疑問などは不動産会社に質問してしっかり解決しておき、重要事項説明も長いですが、内容についてはきっちりと理解してから契約しましょう。
という事です。

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