こんにちは「ゼロ住まいる」の田中です。
今回は団体信用生命保険(団信と呼ばれます)についてです。
住宅ローンは、ほとんどの方が35年という長期間ローンの返済を行います。
今は元気でも、将来、事故・病気など何が起こるかわかりません。
団体信用生命保険はそんな時の為に加入しておく保険です。
団体信用生命保険とは
住宅ローン返済中に 亡くなってしまったり、高度障害状態になってしまったりしたときに、生命保険会社が本人の代わりに住宅ローンの残代金を支払ってくれる住宅ローン専用の保険です。
団体信用生命保険の種類と保障内容
通常の団信
特約などをつけていない通常の団体信用生命保険は、ローン契約者が「死亡・高度障害状態」になったときに 住宅ローンの残代金が保険会社によって支払われる保険です。
フラット35以外の銀行ローンでは、団信への加入が必須となっており、特に金利が上がったり、費用が発生することはありません。
がん団信
死亡・所定の高度障害状態のほか、 所定のがんと診断されたら、保険が下りて残代金の支払いが行われる特約です。
初期のがんで、完治しても返金の必要などはありません。
大体の銀行では、金利が0.2%上乗せされます。
ほぼすべてのがん団信で、上皮内ガン、大腸の粘膜内ガン、膀胱・尿路・乳管等で発生する非浸潤ガンなど、ガンが浸潤していない状態は、支払の対象外となります。
また、保険会社によって対象となるがんが、違う場合があるので確認が必要です。
疾病特約付き団信
死亡・所定の高度障害状態のほか、指定されている病気にかかり、条件を満たせば保険金の支払いが行われる団信です。
各金融機関から様々出ていますが、主なものを紹介します。
- 三大疾病特約付き団信
がん、脳卒中、急性心筋梗塞 - 七大疾病特約付き団信
がん・急性心筋梗塞・脳卒中、糖尿病、高血圧疾患、肝疾患、腎疾患 - 八大疾病特約付き団信
がん・急性心筋梗塞・脳卒中、糖尿病、高血圧疾患、肝疾患、腎疾患 、 慢性膵炎 - 10大疾病特約付き団信 (生活習慣病団信)
がん・急性心筋梗塞・脳卒中、糖尿病、高血圧疾患、肝疾患、腎疾患 、 慢性膵炎 、 上皮内新生物 、 大動脈瘤および解離
規定されている病気にかかり、所定の状態になったときに保険金の支払いが行われます。
一定期間のうちは毎月住宅ローン分を負担し、それ以上症状が続いたときにはローンの残額を完済するというタイプもあります。
適応の病気が多いほど金利の上昇は大きく0.25%~0.3%金利が上乗せになります。
注意点としましては、特約を増やすほど年齢などの条件が厳しくなるので、入りたくても入れない場合もあります。
健康でないと入れない?
団信は保険ですから、もちろん入るにあたって、健康状態の申告が必要となります。
その時に虚偽の申告をしてしまうと保険が下りなくなるので、絶対にやめましょう。
もちろん申込者の健康状態や、既往症によっては団信に入れないことがあります。
その場合、住宅ローンの借り入れができなくなるので、そうなってしまった場合は次の2つの選択肢があります。
ワイド団信
普通の団信より保険の加入の条件が緩い団信のことです。
高血圧症・糖尿病・肝機能障害などの方でも入れる場合がります。
その代わり金利が0.3%上がります。
年齢などの条件は金融機関によって異なります。
フラット35
フラット35ですと、団信への加入は必須条件ではありませんので、健康状態に自信がない方でも問題なく借り入れができます。
ただ、その場合保障が不安になりますので、代わりの生命保険などに加入を検討したほうがいいでしょう。
保険金が支払われないケース
保険が支払われないケースは主に以下のケースです。
これも金融機関によって規定が違います。
- 告知内容が事実と相違し、その被保険者の保険契約または特約が告知義務違反により解除となったとき
- 保障開始日から1年以内に自殺したとき
- 被保険者の故意により高度障害状態になったとき
- 保険契約者または保険金受取人の故意により死亡または高度障害状態になったとき
- 戦争、そのほかの変乱により死亡または高度障害状態になったとき
保障開始日よりも前に発生した傷害または疾病を原因として高度障害状態になったとき
夫婦で連帯責任者となっている際に、いずれかの故意により他方が死亡または高度障害状態になったとき
まとめ
今回は団体信用生命保険について、お話ししました。
特約を付けると、今入っている保険と保障内容がかぶったりすることがあると思いますので、まずは今入っている保険の内容を確認してみましょう。
今回はここまでです。

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