【2025年最新版】住宅ローン減税の条件と注意点|省エネ基準や子育て世帯への優遇措置も解説!


住宅ローン減税とは?

住宅ローン減税(正式名称:住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用して住宅を新築・取得・増改築した場合に、所得税および住民税の一部が控除される制度です。

控除額と期間(2025年入居の場合)

  • 控除率:年末のローン残高の 0.7%
  • 控除期間:最大 13年間
  • 控除対象:所得要件・住宅の性能要件などの条件を満たす必要あり

2025年の主な変更点とポイント

2025年は、以下のような変更や新たな要件が加わっています。マイホームの購入・建築を検討中の方は、必ずチェックしましょう。

1. 省エネ基準への適合が必須

2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅については、省エネ基準に適合していないと、住宅ローン減税の対象になりません。

対象となる住宅の区分

  • 認定住宅(長期優良・低炭素住宅)
  • ZEH水準省エネ住宅
  • 省エネ基準適合住宅

省エネ性能の低い「その他の住宅」は、2023年12月31日までに建築確認を受けたもの、もしくは2024年6月30日以前に建築されたもののみが対象です。

2. 借入限度額の優遇(子育て世帯・若者夫婦世帯)

次のいずれかに該当する世帯は、住宅ローン減税の借入限度額が大きくなります。

  • 19歳未満の扶養親族がいる世帯
  • 夫婦のいずれかが40歳未満の世帯
住宅の性能借入限度額
長期優良認定住宅・低炭素住宅4,500万円 ※子育て世帯5,000万円
ZEH水準省エネ住宅3,500万円 ※子育て世帯4,500万円
省エネ基準適合住宅3,000万円 ※子育て世帯4,000万円

通常の世帯よりも高額な借入まで減税対象となるため、若年層の住宅取得支援として強力です。

3. 床面積要件の緩和

合計所得が1,000万円以下の方に限り、対象となる住宅の床面積が従来の50㎡から40㎡以上に緩和されています(※2025年12月31日までに建築確認を受けた住宅に限る)。


必要書類と手続きの注意点

住宅ローン減税を受けるには、初年度は確定申告が必要です。2年目以降は年末調整で対応できます。

提出が必要な主な書類

  • 登記事項証明書
  • 住宅ローンの年末残高証明書
  • 建築確認済証や検査済証(特に省エネ基準適合住宅であることの証明)
  • 床面積要件の証明資料

子育て世帯へのリフォーム支援も拡充

2025年の税制改正では、既存住宅のリフォームにも支援が広がっています。特に子育て世帯・若者夫婦世帯が対象で、以下の工事が所得税控除の対象になります。

対象となる改修工事例

  • 子どもの事故防止を目的とした安全対策工事
  • 対面キッチンへの変更工事
  • 開口部の防犯性向上
  • 防音性の向上
  • 間取りの改善・収納スペースの増設 など

これらのリフォーム工事にかかる標準的な費用の10%が所得税から控除される予定です。


まとめ|制度を理解して賢く住宅取得を!

2025年の住宅ローン減税制度は、省エネ住宅の取得支援に加え、子育て世帯や若年層への優遇策が明確に打ち出されています。住宅購入やリフォームを考えている方は、制度の適用条件をしっかり把握し、税制メリットを最大限活用しましょう。


▼参考リンク

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