中古住宅の購入では、売主がまだ住んでいる「居住中物件」に出会うことも少なくありません。実際の生活感が見える一方で、内覧や引き渡しに関して気をつけるべきポイントもあります。この記事では、購入前に知っておきたい注意点を6つの視点から解説します。
■ 1. 居住中物件とは?どんな状態?
居住中物件とは、現在も売主が住んでいる状態で販売されている住宅のことです。完全空き家とは異なり、家具や家財がそのまま残っていることが多く、生活感がある状態での内覧になります。
- 生活臭や片付けの有無によって印象が左右されやすい
- リフォームの想像がしにくい場合がある
■ 2. 内覧時のマナーと見るべきポイント

居住中物件の内覧では、売主の協力を得てスケジュールを組む必要があります。マナーや確認ポイントをおさえておくことが重要です。
- 内覧は売主の都合に合わせて予約制が基本
- 室内写真の撮影は必ず許可を取る
- 家具や荷物の奥にある設備や傷みは見落としやすい
- 日当たりや風通しは、時間帯を変えて複数回確認できるとベスト
■ 3. 見落としがちな「引き渡し時期」に注意
居住中の物件は、売主が新居へ引っ越してからでないと引き渡されないケースが多く、購入から入居までに数ヶ月~1年ほど空くこともあります。
- 売主が建て替え・住み替え中の場合、引き渡し時期が曖昧になりやすい
- 売買契約時に「引き渡し猶予期間」を明記することでトラブルを防止
■ 4. 契約前に「現況確認」をしっかりと
居住中物件では、契約後に売主が家具を撤去した際に「見えていなかった不具合」が判明することがあります。これを防ぐには、現況の確認と書面での記録が大切です。
- クロスの汚れ、床の傷、設備の劣化などは書面に記録しておく
- 契約時の付帯設備表を確認
■ 5. 住宅ローンのスケジュールに注意
引き渡しが半年以上先になる場合、住宅ローンの融資実行時期との調整が必要になります。
- 金融機関によっては、融資実行から引き渡しまでの猶予期間に制限あり
- 融資実行の遅延は「金利条件」や「審査のやり直し」にも影響
■ 6. 契約後の「現況引渡し」に注意しよう
中古住宅の多くは「現況有姿(ありのまま)」での引き渡しとなります。居住中物件の場合、家具やゴミが残っていた…というケースも。
- 契約書に「残置物撤去義務」や「掃除の程度」を具体的に記載しておく
- 引き渡し前に「最終立ち会い」を行い、状態確認しておくと安心
■ まとめ:居住中物件の購入は準備と交渉がカギ
居住中物件の購入は、売主との調整や契約内容に気を配ることで、後悔やトラブルを回避できます。特に引き渡し時期が長期になる場合は、スケジュールや条件交渉をしっかり行いましょう。
ゼロ住まいるでは、居住中物件の購入サポートも行っています。契約前のチェックポイントや現地確認、交渉の代行など、気になる点があればお気軽にご相談ください。
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