変動金利と固定金利はどっちがメリットが多い?住宅ローンについて理解しよう!



こんにちは「ゼロ住まいる」の田中です。



住宅ローンにおいて、重要なポイントとなってくるのが金利です。


実際に、金利を第一に住宅ローンを比較検討しているという方も多いのではないでしょうか?


ただ、住宅ローンの金利にはふたつの種類があります。


ズバリ、変動金利固定金利です。


ここでは、変動金利固定金利それぞれのメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。

変動と固定の違いとは、わかりやすく解説



「変動金利」と「固定金利」の違いについてですが、分かりやすく言うと、


借入をする時の金利は安いが、将来金利が上昇して支払い金額も増えるリスクがあるのが「変動金利」で、借入時の金利や月々の支払は高いが、完済までずっと一定の支払が続き、支払金額の増加などのリスクが無いのが「固定金利」になります。


すこし前は、固定金利を利用する方はかなり少なかったですが、今はかつてない程住宅ローンの金利が安いので、固定金利を利用する方も増えています。

変動金利



まずは住宅ローンにおける変動金利についてお話していきましょう。


変動金利というのは文字通り、住宅ローンの返済中に定期的に金利が変動するタイプのものを指します。


金利だけ見ると低く設定されているのですが、金利の見直しで金利が上がれば返済額も増える形になります。


金利の見直しに関しては、基本的に半年ごとになります。ただし、半年ごとに返済額が変わるわけではなく、返済額の変更自体は5年ごとにおこなわれるのが一般的のようです。

変動金利のメリット



先でもお話しましたように、変動金利の場合には金利が低めに設定されています。


これがメリットになります。


また、金利が変動していく変動金利ではあるものの、金利が上昇しないという可能性もあります。


その場合には低金利での負担の少ない住宅ローンの返済をおこなっていくことができます。これも変動金利におけるメリットと言えるでしょう。


変動金利のデメリット



変動金利におけるデメリットとしては金利上昇のリスクが挙げられます。


もちろん、専門家に今後の金利の予想を尋ねることもできるのですが、基本的に金利を正確に予測することは誰にもできないでしょう。


特に今のような世の中ではいつ何が起こるかわかりません。


将来的に金利が予想外に上昇してしまった場合、返済額も増えて返済が厳しくなってしまうでしょう。


これもデメリットになってきます。

固定金利



では、次は住宅ローンの固定金利についてお話していきましょう。


もうお察しの方もいるでしょうが、固定金利というのも文字通り、金利が固定されているタイプのものを指します。


あらかじめ決められた期間において、住宅ローンを借り入れたときからの金利が固定できるのです。


固定金利期間中は基本的に世の中の金利水準がどれだけ上昇したとしても、その金利が見直されることはありませんので住宅ローンの返済額は変わりません。


固定金利には、さらに固定金利期間を選べる固定金利期間選択型と全期間固定金利型があります。

固定金利のメリット



固定金利のメリットとしては、金利が固定されている安心感という部分が挙げられます。


変動金利の場合には「金利が上がるかもしれない」という不安を抱えることになりますが、固定金利であればその不安はありません。


最初から金利が固定されているので、金利の上昇を心配する必要がないのです。


それに金利が固定されているからこそ、返済の計画が立てやすいという部分もあります。


住宅ローンに限らず、借り入れをするときには計画的な利用が求められます。

固定金利のデメリット



デメリットとしては、金利が高めの設定となっている金利が挙げられます。


変動金利は金利が低めに設定されているという部分がメリットになっていたのですが、固定金利の場合には最初から金利が高めに設定されています。


変動金利と比較すると、その違いに驚くでしょう。


さらに、今後低金利になっていけば変動金利よりも多めの返済額になってしまう可能性もあります。これも固定金利のデメリットと言えるでしょう。


月々の返済金額の比較表



変動金利と固定金利で借り入れした場合の、月々の返済金額を比較してみましょう。


※借りれ期間35年、元利均等返済で算出しています

固定金利(1.28%)変動金利(0.675%)
2,000万円59,104円53,479円
2,500万円73,881円66,848円
3,000万円88,657円80,218円
3,500万円103,433円93,588円
4,000万円118,209円106,957円



やはり変動金利の方が月々の支払金額が少ないですね。


しかし、ここで注意が必要なのは変動金利は、金利が上昇すれば固定金利よりも支払金額が高くなる可能性があるという事です。

変動金利が向いているのはこんな人

繰り上げ返済を計画している人


変動金利は、何度も言いますが金利が変動します。

しかし、低い金利は大変魅力的です。

2022年6月時点で、フラット35の金利とネットバンクなどの変動金利の一番優遇を受けた物を比較すると、約1%も金利に差が出てきます。

ただ、金利が上昇してしまうとそのメリットがなくなってしまいます。

ですので、返済期間35年で借り入れをしても、繰り上げ返済をして、借入期間を短縮する事が出来る方は、低金利のメリットを受けて、金利上昇のリスクを抑えることが出来ます。

返済計画に余裕のある人

変動金利の場合、金利が上昇すると返済金額が増えてしまいます。

急に倍以上になる事は無いですが、金利上昇分が支払い増加分を上回っている場合、最終支払いにしわ寄せがきてしまいます。

月々の支払金額を、支払い可能額限界ギリギリで設定してしまうと、破綻してしまい、最悪の場合家を手放さなくてはいけなくなってしまいます。

逆に多少支払金額が増えても家計に影響がない方は、変動金利の低金利のメリットを受けて、デメリットである金利上昇のリスクにも対応可能な方と言えます。

固定金利が向いているのはこんな人

35年間かけて計画通り返済を考えている方

フラット35等の固定金利は、金利の変動がありませんので、ライフプランをきっちり立てて、その通りに返済を行い方に向いています。

月々の返済金額に変動が無い為、返済計画の修正の必要が無い為です。

支払い計画に余裕がない方


毎月の支払金額に余裕がない方が、変動金利を利用すると、最悪の場合返済が破綻してしまいます。

ですので、毎月の返済金額に余裕のない方こそ、金利は多少高くなりますが、固定金利を利用するべきだと思います。




大切なのは自分に合った金利タイプを選ぶこと



住宅ローンにおける変動金利と固定金利のメリットとデメリットについてお話しましたが、「結局、どっちを選ぶのが正解なの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。結論から言ってしまうと、正解はひとりひとり違ってきます


例えば、資金的に余裕があるならば多少のリスクがあってもお得になる可能性に賭けて変動金利にしたほうがいいかもしれませんし、とにかくリスクを回避して計画的に返済していきたいのであれば固定金利のほうがいいかもしれません。


考え方や収入、借り入れる額は人それぞれ違ってきますので、自分に合った金利タイプを選ぶことが大切なのです。

まとめ



住宅ローンには変動金利と固定金利がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあって一概にどちらがいいとは言えません。


住宅ローンでどれだけの借り入れをするのか、どれだけの収入があるのかなど自分の状況に応じて、自分に合った金利タイプを選ぶようにしましょう。

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